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執筆者の写真渡部 愛

南インドケララ パンチャカルマレポート⑧


* パンチャカルマ体験を機に変えようと決めたこと


帰国して3日目。まだもう少し体と心の変化を観察してみようと思いますが、一旦これで体験記は終わりにしようと思います。


体調の変化や内面的な変化についてまだ詳しく書いてなかったので、今日のテーマはそれ。



パンチャカルマを体験する前と後で明らかに変化したことは、自分を大切にしようと心から思えるようになったこと。


身体的なことについて言えば、今まで、アーユルヴェーダの全てのセルフケアも、毎日のオイルマッサージ(アヴィヤンガ)も、半信半疑だったところはありました。

それに、自分の生活のどこにどういう風に、そのための時間を入れ込んでいったらいいのかわかりませんでした。


言い換えると、「良いのはわかってるけど、私にはその時間がない」と内心思っていたってことですよね。


体験することでそれを変えたくて行くことに決めたんですが、それは見事に変わりました。


習慣化していくには、これから行動を変えていく必要があるんですけど、約3週間過ごしたあの時間のお陰で、忘れられない体の記憶として残りました。




精神的な面では、漠然とした ”人や社会からの視線や評価" を基準に選択・行動していた部分がこれまで以上にくっきり明らかになりました。


物質的・経済的な豊かさが基準だった時代から、ピークを超えて、精神的・見えない価値を基準に、人々が動植物など人間以外の自然界との共存する方法を、今ここから新たに創造して行く時代に差し掛かっている今、私もその集合意識に乗っかって、要らなくなったものは手放し、古くて新しいものに目を向け、自分自身の価値観に基づいて、自分で考え暮らして行きたい。


生産性やスピードが速いことを無意識に良しとしていた心のメガネを、アーユルヴェーダが教えてくれたおすすめのものに、新調することにしました。




毎日毎日、丁寧にケアしてもらって、どんどん体が潤っていくに連れて、瞳が綺麗になっていって、20年前頃、何もない南の島で過ごしていた時に鏡で見た自分の顔が見れるようになっていきました。


ただし、写真に映る現実は年相応...笑



素敵なヨガの先生にも出逢えて、しばらくクラスに参加させてもらって、良い刺激も受けました。今やってるTriYogaとは違うスタイルのヨガだったけど、やっぱり本場でしか感じられない神聖さというか、源流に近いエネルギーの清らかさというか、それは日本ではなかなか感じられないものでした。




今年の2月のインド旅で窓のないローカルバスやドアのない電車に揺られていた日々とはまた違って、空港の送迎時には一人一本の薔薇がプレゼントされ、部屋に到着するとフルーツバスケットが置いてあり、トリートメントが終わるとココナッツジュースが待っているような、ラグジュアリーな環境でした。



今までだったら、自分には勿体無いような気がして心から受け取れず、ソワソワしていたかも知れません。


だけど、私の目の前にある出来事は神様から私へのプレゼントだから、全てを感謝して受け取ることにしました。


そして、自分の目の前にない現実を欲してストレスを感じること(ないものねだりすること)なく、サントーシャ(足るを知ること)の心を忘れずにいようという想いは、自然に心に浮上してきました。



パンチャカルマ体験を機に変えようと決めたことは、大きくこの3つです。


食事と睡眠を中心においた暮らしにすること

今あるものを見てそれらを大切にすること

効率UPや時短の考え方をなくすこと


アーユルヴェーダの学びを更に深めたい、とか

アーユルヴェーディック料理をもっと知りたい、とか 

皆んなにももっとアーユルヴェーダの良さを伝えたい、とか


そうなるのかな?と来るまえは予想していたけど、違いました。


私のマインドセットが変わっていくと、自然と結果がそうなっていくのかも知れないし、身近な人は興味深く見守ってもらえると嬉しいです。



最後になりましたが、


快く送り出してくれた家族や職場の皆さん、

ここに連れてきてくださったKaori先生、Hirokoさん、日本からご一緒した皆さん、

Somatheeramの皆さん、Dr.とセラピストさん、

アーユルヴェーダの教えを現在まで伝えてくださった全ての存在に感謝します。



最後まで読んでくださってありがとうございました。



yogini_ai

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