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  • 執筆者の写真渡部 愛

南インドケララ パンチャカルマレポート⑤

*ヨガとアーユルヴェーダと音楽の関係


昨日の夜、一緒に過ごした先生と皆んなが帰国しました。私は一人残ってあと数日をここで過ごします。



皆んなを見送った時から、私の意識はすぐに内へ向かい始め、パンチャカルマで体験したことと、ここにくるきっかけにもなった最近の課題、ここでの気づきなど色んなことの総合的な分析が始まりました。


そこで浮かんだテーマは、ヨガとアーユルヴェーダと音楽の関係を、自分の中だけでなく外向きにもわかりやすく明確に伝えていく必要性でした。



ヨガに出会って26年。ヨガで心と体を整えない人生はもう考えられない。私の暮らしに根付いているもの。


それは時間の流れと共に深まってきて、ある時インド古典音楽とTriYogaが描いてきた線が一つになりました。


川の流れのが合流して一つの流れになったみたいに、私にとってその二つは切り離せないものになりつつあります。




ヨガにも、より動的なものと静的なものがあるように、インド古典音楽にも同じように両極があると思ってます。


私の性質は、より静的で瞑想的な方を好みます。


静的と言っても単に遅くゆっくりなだけではなく、遅くゆっくりになった分だけ微細さを深めていく方へ向かい、その二つが比例していると、反対方向へも同じだけいけるようになり、全体としての振り幅が大きくなっていくので、結果的には同時に両極へ向かうものだと思ってます。




そのバランスをとり続けるために必要なものは、サットヴァ性。


サットヴァ性がないと、ヨガなら背骨一つ一つの動きを感じ、つなげ、エネルギーを流していくことはできないし、音楽なら微妙な音の高さや質の違いを感じ、頭でなく心で奏でていくことはできないと思うのです。




インド古典音楽の練習をしていると、自分の内面の状態が自分の耳から聴こえてきて、本当によくわかる。誤魔化せない自分自身を、この耳で聴く。


導いてくださる師の存在なしではまだ迷子になってしまう、道なき道、だけどとても確かな道。


音という、目に見える世界と見えない世界をつなぐものを通して、内へ、外へ、同時に向かいながら私と世界をつなぐ。


インド古典音楽は、

Nada Yoga=音のヨガ。




そして、ヨガも音楽も、この肉体があってこそ続けることができる。


アーユルヴェーダは、授かったこの命を輝かせて、心身共に健やかで愛に満ちた人生をもたらし、私の命を未来の人々のために役立てつないでいく方法を教えてくれる。



アーユルヴェーダを知って学び始めたのは12,3年前だったんですけど、今年に入るまでそこまでしっくりきていなかったし、私にはあまりご縁がないのかなぁなんて思ってました。


それが、南インド料理をベースにしたアーユルヴェーダ料理教室をされている、アユルダの水野香織先生の講座ABNCと出会って、一気に展開していきました。


これまでアーユルヴェーダを教えていただいた先生方のお陰で、その積み重ねがあったからこそだということも今ならわかります。




食事に目を向けたのは、私の人生でもこれが初めてと言えるかも知れません。


食べたものが"私"を作っているって、何度も耳で聞いて頭に入っていたけど実感出来ていなかったことが、アーユルヴェーダ料理を学び実践したことで、いとも簡単に理解出来ました。


それは、"幸せの実感"みたいなものでした。


世界とのつながり、人とのつながり、知識と体験とのつながり、心と体のつながり、過去・現在・未来のつながりが、どうしたってわかってしまう。




食事に知識は必要ないと思ってました。ほんの少し前までそう思ってきました。体が求める食べたいものを感謝していただくだけで充分だと思っていました。


だけど、選択肢があって自由に生きられる現代人の私たちには特に、命を輝かせるように、心も体も健康に、生きる喜びを自分だけでなく多くの人や生き物と分かち合えるように、食事の仕方について学ぶ必要があると考えるようになりました。



だってこんなに、体調も心の状態も変わるんやもん!


今は、パンチャカルマにきて、家事も仕事もお休みさせてもらってゆっくり過ごしてるけど、ここに来れたのは、日本で学んだアーユルヴェーダ料理を約5カ月間、毎日作って毎日食べ続けたことで劇的に変わった体験があったからこそ。


アーユルヴェーダに基づいて、自分の体を大切に扱って、大切にケアして、内からも外からも潤していくとどう変わるのか?それを体験してみて、良いと思ったらまわりの皆んなに伝えたかった。


特に、子どもを産み育てる可能性のある女性が、女性としての自分自身を愛せるように、私がそのために役に立てることを伝えたいという想いがあった。




ヨガは、心をつくる基盤。

アーユルヴェーダは、体をつくる基盤。

音楽は、私の内と外の世界をつなぐもの。


TriYoga

アーユルヴェーダに基づいた食事と暮らし

インド古典音楽


YOGA×LIFE×MUSIC


どれも、私にとって大切なもの。


今、とても静かで、満たされた時間を過ごしています。


続く...



yogini_ai


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